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確実にテクニックを上げるためのトレーニング方法(2)

引き続き、
たとえば、シュラディックを取り上げて、
確実にテクニックをUPできるトレーニング方法をお伝えします。
 

・苦手な4指(小指)のために上手くいかないと思い込んでいるのです。

例として、またまたシュラディックの1〜2ページの課題で考えてみます。

私のところでは、いきなり、1ページ、まるまる2ページとやらずに、
はじめの間は、2段ずつだとか、(練習課題を)少しずつ増やしていくようにしていて、
スラーも、勿論、楽譜通り、2小節のスラーは、テンポが最低でもM.M.=100以上でないと弓が保ちません。

なので、ボウイング自体は、2拍(16音符8コ)ずつにして、ある程度、音を出しやすくします。
(初めての場合には、1泊=16分音符4コで、ゆっくり屋って頂くようにしています。)

それでも、最初の間は、特に4指が順番に沢山出てくる音型のところでは、指が絡まりそうになったり、
力んでしまって、(ゆっくりでも)そのテンポで上手く動かなかったりします。

そういう場合、
まず見直すところは楽器の構え方からです。

一生懸命やろうとすればするほど、知らず知らずの間に、肩、上腕、そして親指等々、力んでしまいます。

力むな!とか、脱力しなさいと言っても、
その(身体の中の)システムができていなければ、パッとできるわけがありません。

次に、
(左腕の)肘を入れすぎていないか?
親指で、楽器のネックを握りしめていないか?
親指の位置が、浅すぎないか?
手首を後ろ(手の甲側)へ引っ張っていないか?

等々、気をつけるポイントは沢山あります。

勿論、それらのことを、気をつけながら弾けばよいのですが、
それでも、動かないものは動かない(笑)

何故か?

注目するポイントが違っているからです。

たとえば、苦手な4指がやっぱり動かしにくいとか、
親指に力が入っちゃうとか、
実際、弾くときに、自分のウィークポイントにばかり注目してしまいます。

いろいろと気をつけて弾かなくてはいけないから、
そうなってしまう。

そうです(笑)

苦手な指の動きを良くするためのトレーニング方法もありますから、
それはそれで、角度を変えてトライすれば良いと思います。

それとは別に、
通して弾くときに、もっと大事なポイントに注目すれば、格段に指の動きが良くなります。

どこに注目すれば良いのかわかりますか?

たとえば、以下の譜例の場合、
(シャーマー版の2ページ目、1〜2段目)

4指が交代交代にでてきます。
慣れない間は、なかなか手強い課題だと思います。
 
シュラディック譜例1.jpg
シュラディック譜例1.jpg


この課題は、2段で一組と考えて、

一度、次のように弾いてみて下さい。
(勿論、ボウイングは、全部、ダウン、アップと返して弾いてみて下さい。)

シュラディック譜例2.jpg

これを、非常にシンプルなメロディだと思って歌ってみて下さい。
(実際に、声に出して歌う。)

その後、4指で弾くべき『ミ』の音を省き、上記のように、シンプルなメロディと考えて
弾いてみます。

何度か弾いてみて下さい。

それから、
もう一度、元通りの音型、ボウイングで弾いてみて下さい。

何か違いがありませんか?

人によって(柔軟性など。。)多少の差はあるかもしれませんが、
先ほどの(『ミ』の音を除いた音だけ)音型で弾く前と比べて、
弾きやすくなっているはずです。

何故、弾きやすくなるのか?ですが、
注目すべきポイント
『苦手な4指』から、
『シンプルなメロディ』に替えてみたからです。

それでも、
まだあまり変わった実感が持てないという方は、
基本的な、フィッティング、楽器の構え方、『神経伝達エネルギー』の通し方等を、
理解されていないからです。


体感してみたい方は、
(関東では)今月26日(土)に所沢で『Vn 1日レッスン』を行いますので、
受講してみて下さい。

自分の身体に合わせた楽器の構え方、
できないと思っていることをできるようにしていくためのシステム作り、
など、実際に体感して頂けると思います(^_^)

大阪では、自宅教室で、体験レッスンを受けて頂くことができます。


『ヴァイオリン 1日レッスン』12/26:所沢

安田音楽教室(守口市;自宅教室)
 

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