私の考え方として、「自分の身体や考え方に合った、ヴァイオリン奏法、フォーム」を身につけていくためには、私と直接、対面していただき、お互いにコミュニケーションを取りながら、実際のフォームや奏法を体感し、習得していくものと思っています。

ですから、それらの詳細、肝心な部分を誰かアシスタント等に任せて分担して教える、伝えるということは一切ありませんし、今後も、そういうスタイルは取りません。
（《弦楽ワークショップ》でのアシスタントは、雑務をやってもらったり、調弦できない方の楽器の面倒を見たり、私ではなくてもできることをお手伝いして頂いています。）


この『Violin体感トレーニングBook』は、私が直接関わる(主催する)、弦楽ワークショップ、レッスン等で、いままで、五線タブレット等にメモ書きしたり、個別に伝えてきたことをまとめたもので、ある方には補助的に使用しますし、また別のある方には、テキストとして使用しているものです。

この『Violin体感トレーニングBook』だけを見て、市販のヴァイオリン奏法の書のように、理解が得られるものではないと思っています。

実際に、肉体的な体験を通して、頭で整理し、それらが自分の体感として心と体に残っていくからです。

体感して得られた「気付き」は、その後すぐではなくても、必ず、体感した人に多少なりとも変革をもたらします。
（大きく変化する方の場合、本当にその場で変わることもまれではありません。）

自分で体感して得たものには、（それらを維持したり広げていくため、）自分なりに一層の努力ができます。

そのような考え方がベースにある為、今まで、『Violin体感トレーニングBook』だけを販売するということは、考えてきませんでした。

上記の点を十分にご理解いただけたということを前提に、この冊子を手にしてみたいと思って下さる方に、直接、通販させて頂くことにしました。

しかし、できることであれば、たとえ一度でも良いと思いますので、《関東弦楽ワークショップ》《なにわ弦楽ワークショップ》『関東1日レッスン』、また、自宅での通常のレッスンや『わがままONEレッスン』等、いずれかに、ご参加頂けると、この冊子の利用価値が増し、この冊子を手にされた方のヴァイオリン奏法習得に対する考え方、視野を広げるのに、大いに役立つものと確信しております。（ちなみに、今までに、『なにわオフ会』へは、東京、名古屋、岡山、広島等から参加されている方もおられますし、『わがままONE レッスン(大阪、自宅)』にも、近畿圏内はもとより、東京、神奈川からも受講された方もおられます。現在、『関東オフ会』『関東1日レッスン』(埼玉県所沢市)には、神奈川、千葉、栃木からの参加者もおられます。）

勿論、今まで通り、ご質問等は、『ヴァイオリンのおけいこBBS』へご投稿頂ければ、お答えしたいと思いますが、くれぐれも、このページに記した内容を十分ご理解頂いた上で、冊子を手にして頂けるとありがたいと思います。

「Violin体感トレーニングBook」内容について

　・開放弦を使ったボウイングトレーニング
　・基本的な左手のトレーニング
　・楽器の構え方や演奏テクニックに関する考え方
　　（神経伝達エネルギーの通し方等。）
　・スケールの考え方（音楽理論的アプローチ）
　
大枠ですが、このようなことについて記してあります。
文章による説明は最低限度で、ほとんどは、実際に体感したことに対して、考え方を整理できるように作ってあります。

　　　　　『ヴァイオリンのおけいこBBS』主催者（管理人）
　　　　　　ヴァイオリン　安田玲子